祝!司法修習始めます

皆さんお久しぶりです!

ママってどうしてこんなに時間がないのかしら!

それでも、今日更新する理由は、現在働いている法律事務所から司法修習のオファーを受けたからなんです!頑張ってきてよかったー><

イギリスでは、弁護士が事務弁護士と法廷弁護士に分かれているのですが、どちらを目指すかは大学卒業時に選ばなければいけません。というのも、次のステップが違うからなんですね。同じコースを履修して、同じ司法試験をうけて、司法修習での成績順で進路が振り分けられる日本のシステムとは少し違うのです。

私のように事務弁護士を目指すと決めた生徒は(今は制度が変わっているのですが、私は旧制度のルートで資格を取るので)まずLegal Practice Course(通称LPC)というコースを大学院で学ばなければいけません。

大学院を卒業した次は、2年間の司法修習(Training Contract)を経て晴れて弁護士、となるのですが、実はここからが狭き門なのです。

まず、イギリスでは司法修習は国が行ってくれません。なので、司法修習を受けたければ、そのためのライセンスを持った弁護士事務所と契約を結ぶ必要があります。大学卒業と同時に司法修習開始…なんてできる人はほんのひと握りで、実際はパラリーガルやアシスタント職から始めて、磨けば輝く原石として発掘されるのを待つ…というのがほとんどです。実務経験をつんでおくと、司法修習が最大6ヶ月短縮できるので、悪いことばかりではないのですがね。

問題はパラリーガル職につくのがなかなか難しいということ。ここはイギリス、経験とコネがすべての国ですから、私のような経験なし、コネなし外国人は就職活動にとても苦労しました。運良くパラリーガル職につけてもしばらくして司法修習のオファーがなければ転職することになるので、なかなか収入も安定しないし、常に上司にアピールしなければ!というプレッシャーもなかなかに辛い。私は、最初に拾っていただいた法律事務所で積ませていただいた経験が、ダイレクトに使える機会に巡り会えたので、転職は一回(どや!笑)…というのは自虐なので笑っていただけたら幸いです←

転職はキャリアアップには必須!なのがこの国の特徴。なので転職=元職場と不仲というわけではないのでご安心を。むしろ、転職と聞くと、次何するの?おめでとう!という雰囲気になります。

現在の事務所では、事務所内で次世代を育てようというポリシーがあるので、実は早い段階から司法修習の話はあったのですが、年齢のこともあったので私はどうしても先に妊活を始めたくて、司法修習はやりたくなったら申告します、というスタンスでいました。私の直属の上司の事務所長さんが赤ちゃん大好きで、私の妊娠もとても喜んでくれたし、出産後は2週間分の食事を送ってくれたりとサポートも手厚かったので、事務所にもなるべく迷惑のかからない形でプライベートとキャリアを両立していきたいという思いもありました。

そんなこんなで、我が子も保育園が楽しくて仕方ない様子だし、たーくさん病原菌をもらって体を鍛えたおかげで今ではすっかり熱も出さなくなって、急な有給をとることもめっきりなくなったところで、先日事務所に司法修習がしたいです、と話してみました!するとあれよあれよという間に、9月スタートで司法修習が決まりました。

2年後には弁護士になれるはず…なれますように!

これからも応援よろしくおねがいしますね!

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